韓流映画『猟奇的な彼女』
韓流映画『猟奇的な彼女』は、チョン・ジヒョンさん演じる彼女と、チャ・テヒョンさん演じるキョヌとの、ラブストーリーでした。
正直、上映していた頃はあまり興味がありませんでした。
乱暴な女の子とお人好しの男の子の組み合わせ、というちょっと風変わりな設定だけという気がしてしまったのです。
ただ、この女の子の飛ばし方、実際に観てみると、ものすごく惹きつけられました。とにかく彼女役のチョン・ジヒョンさんが魅力的です。横暴で乱暴だけれど、それが中途半端ではなく、見ていて気持ちいいくらいです。筋を通さない大人には、意見するし、その言い方が乱暴なのが、また面白いのです。そして、キョヌに対する横暴だけは、どこか女の子の面の甘えがあって、面白いけれど、とても可愛いのです。それに付き合うキョヌの優しさと、意外と面白い面とが、最高でした。ハイヒールの彼女にキョヌの履いているスニーカーと無理矢理交換させられたり、大学に、付き合って100日目にお花を持って来るように言われたりします。舞台でピアノを弾いている彼女のもとへ、出前に扮して学校へ入って会いにいったキョヌが、お花を渡す場面は、本当に素敵でした。高校の制服を着てディスコに行く時に、キョヌが結構それにのっているところで、この二人、結構うまくいってるじゃない、と見ていて楽しくなります。
この物語が後半戦部分までは、ネットで公開されていた本当のことだったと知ったのは、映画を観た随分後になってからでした。
映画を観ていた時、作った人は、こんなことがあったらいいな、と思ったのか、こんなことがあったと思い返しているのか、と考えたことがありました。もし、どこかで、映画のように出会って、大学でピアノを弾いている彼女にみんなの前でお花を渡して、高校の制服を着てディスコに行って、彼にだけ向ける彼女の強さも、悲しさも、彼が彼女を受け止める優しさも強さも、本当のことだったら素敵だな、と思っていました。
観ている時は楽しくて、観終わって思い出すと、じん、とする映画です。